前回のコラムはこちら
前回は私が初めての看護師国家試験を落ちた時の心情について書いたが、今回はどうして落ちたのか自分なりに考えた原因について話していきたいと思う。
私は大学で看護を学んでいた。
大学ならセンター試験も潜り抜け、勉学への姿勢も専門学校とは一味違うだろうと思う方も多いと思う。
しかし、それは少し間違いである。大学にはAO入試というものがあり、正直、それなりの成績と口の巧さがあれば入れてしまうのではないかと思う。
かく云う私はAO入試だった。
私には世間体の良くみせる“いい子ちゃん”の気質があった。
また、自分の苦手や弱みを見せることが苦手だった。
その当時、試験勉強はゼミの仲間達と行うことが多く、
自分での学習の時間は少なかった。
ゼミの仲間達が「◯◯は△△で…」などと話し合って知識を確かめ合っている中
私は“わかったフリ”をしていたのだ。
今振り返ると、完全に学習に対する姿勢は舐め腐ったものであったと思う。
『大して学習方法も獲得しないまま、いい子ちゃんで大学生活を過ごし、苦手を曝け出さずに、わかったフリをしていたこと』が国試における敗因だった。
今ならはっきりとそう言える。
しかし、それを自覚するのは、また1年以上先の話。
ペンネーム:なゆ
ブログ: ひびろく
[プロフィール]
経歴:急性期病院の4年目看護師。過去の国試で2浪を経験。看護師になってからは呼吸器内科・神経内科を経験したのち整形外科病棟で勤務となった。漫画やゲームが好きで時々絵も描く。現在進路迷走中だが老年看護や在宅看護に興味あり。