どうも、皆さん。
看護師歴5年・医薬品登録販売者*の『もずく』と申します。
看護師の専門知識と経験を活かし、
現在は某大手ドラッグストアで働いています。
《注* ”医薬品登録販売者”とは…》
・市販薬の相談に応じる事ができる公的資格 not 薬剤師
・ドラッグストア等で、白衣を着ている事が多い
詳しく知りたい方は、コチラのブログ記事を読んでみてくださいね。
薬の”副作用”と言うと、皆さんは
どんなイメージを思い浮かべるでしょうか?
何かと悪いイメージばかりを連想しがちですが…
本来、”副作用”という言葉には
治療には必要のない作用(人体に悪影響を及ぼさない作用)も
含まれます。
『薬の使用によって生じた
人体に有害な好ましくない作用』を意味するのは、
専門的には【有害作用(有害反応)】という言葉なんです。
この辺の用語は混乱しやすいので、図を置いておきますね。↓
今回は、薬の《副作用》に関する記事をお届けします。
(この記事では、わかりやすさ優先で《副作用》と表記しています)
薬の”副作用”は、市販薬にもモチロンあります。
「風邪薬を飲むと眠くなる」という話、よく耳にしませんか?
この「眠くなる」というのが、実は”副作用”の1つなんです。
咳を止める成分や、鼻水・くしゃみの症状を和らげる成分の
”副作用”として、眠気を生じることがあります。
なので、風邪薬を飲んだら車の運転はNG。
(添付文書や外箱に必ず記載があります。)
ちなみに、副作用の出現の程度にも個人差アリ。
「眠気?特に気にならないなぁ」という人もいます。
個人的には、風邪薬は眠くなるというより
ボーッとしてしまいますね…(汗)
一口に《薬の副作用》と言っても、薬によって様々ですが…
医療用医薬品にも市販薬にも、必ず
『添付文書』(薬の情報提供のための説明書)があります。
この文書には、薬の”副作用”に関する記載があるので
調べて読んでみると、結構良い勉強になりますよ~。
↑市販薬の添付文書は、
一般向けのわかりやすい表現で書かれています。
副作用の1つとして、
薬の使用によって生じるアレルギー反応があります。
重篤なモノの1つが【アナフィラキシーショック】。
(コレは、ハチに刺された時にも起こるリスクがあります)
原因となるモノが体内に入ってから
数分~数十分という短時間で発症するのが特徴。
血圧低下や呼吸困難、意識低下など
様々な全身症状が現れます。
早く治療しなければ命に関わる危険な状態です!
また、薬へのアレルギー反応の1つとして
皮膚症状(薬疹)を生じることがあります。
薬を使ってから数日~数週間後に、皮膚に発疹やかゆみが現れます。
重篤なモノは、全身に症状が現れ、命に関わる危険性があります!
(気になる方は、”スティーブンス・ジョンソン症候群”で検索してみよう。
***ただし、皮膚症状の画像が苦手な方は要注意!***)
一度アレルギー症状を起こした薬は、それ以降
使用を避ける必要があります。
なので、《薬でのアレルギー歴》の確認って
とっても重要なんです!!
(薬接客の際に、必ず聞くようにしています。)
「この薬飲んでから、何故か体がかゆいような…気がするな~」
「この薬使ってたら、便秘がひどくなった!」等々、
薬を使ってたら、別の症状が出てきて困ってる方、いませんか?
ソレは、今使ってる薬の”副作用”かもしれません。
”副作用”に気付いた時は、早めに医師や薬剤師に
(市販薬なら”医薬品登録販売者”にも)
相談してみてくださいね~。
名 前:もずく
ブログ:雑記ブログ『もずくの徒然漂流記』
【プロフィール】
生息地:三重県 北中部《田舎・山》
行動範囲:【近鉄沿線メイン】愛知(名古屋)~三重~大阪
看護師経験5年【急性期(呼吸器内科・耳鼻咽喉科)⇒回復期リハ⇒回復期リハ】
⇒育児しながらブログ
⇒某大手ドラッグストアの『医薬品登録販売者』(パート)
市販薬の勉強をしつつ、ブログ書いたり、マンガ描いたりしてます。
挨拶&自己PR
・病棟看護師として働いてきた経験談
・国試にも出題され、臨床でも必須な『薬理学』
・医療用医薬品と市販薬の話
・身近なカラダの不調の話…等々、看護学生さんが『楽しく読めて、役に立つ』情報を提供していきます。
よろしくお願い申し上げます。