私が看護師になろうと思ったのは「なんとなく」です。
親が看護師だからと、幼少期から
憧れていたこともありません。
親は医療職ではありません。
よくいる毒親でした。
親の言うことをよく聞く良い子だった私は
「公務員か看護師になりなさい」と言われ
なんとなく看護大学を選びます。
面接では「看護師さんにお世話になり
私もそのような人の役に立てる優しい
看護師さんになりたい」と言っていたように思います。
実際に看護師さんにお世話になった経験もありましたが
高校生のときに外耳炎をこじらせて酷いことになり
局所麻酔で耳の手術をした時くらいです。
私は中学・高校は部活一筋で
勉強なんてまったくしてきませんでした。
部活が強いと有名な高校校だったので
部活を頑張っているから勉強はしなくても良い
という雰囲気があり、それに甘えていました。
高校は部活推薦。勉強ができなかったので大学はAO入試。
部活でこんな活躍をしたとアピールし
面接と小論文だけで合格できました。
AO入試は募集が早かったので
高校3年生の10月には進路は決まっていました。
私が看護師になったのは、たまたま目の前に
看護師という選択肢があり、それに進むことを
周りに望まれ、自分でもそのときは一番良い
選択だと感じたからです。
強い志をもって看護師になったわけでは
ありませんが、結果として私は看護師に
なれて良かったと感じています。
新卒で大きな病院に就職し、ICU看護師
として働くことになりますが、ここでは
入学してから卒業し、看護師になるまで
の私の体験を振り返っていきたいと思います。