初めまして、ナース歴16年目のKYOKOです。
皆さんは、最近『ありがとう』って言いましたか?
どんな気持ちの時に『ありがとう』と言うでしょうか?
嬉しい時、助かった時、何かしてもらった時など
感謝の気持ちが芽生えた時ではないでしょうか?
そんな「感謝」にまつわる、精神科勤務でびっくりした
エピソードを今回はお届けします。
当時の職場は患者数60名、排泄自立していない
患者様が50名程の精神科身体合併病棟でした。
入職して1ヵ月目くらい、昼のおむつ交換時の出来事です。
私は患者様のおむつ交換していたのですが
音がしたので振り返ると介護スタッフが叫びました。
『なにすんのよ!お礼は言われても殴られる覚えはないわ!
ありがとうって言いなさいよ!』
認知度が低く理解に乏しい患者様が手を挙げて
介護スタッフを殴ったのです。
看護師として働きだし13年間。
患者様にこんな暴言を言うスタッフを目の当たりにしたのは
初めてで、私は面食らいました。当時の私は入職直後で
他スタッフとの関係性を築けていないため
その時は何も注意できませんでした。
ただできることは、上司に訴えることだけでした。
通常、患者様は病院を利用しているお客様です。
医療・介護に携わっている人はサービス提供する側だと
思っています。
コンビニに行って、
「レジ打ったから感謝しなさいよ!」
なんて言われないですよね?
レストランで食事をして
「料理を提供しているんだから感謝しろ!」
とも言われないですよね?
でも医療・介護に携わっている人は、普段から自然に
「ありがとう」と言われることが多いと思います。
だからこそ、私たち医療・介護に携わっている人は
この感謝される事に慣れてしまう傾向にあります。
それは、
『お世話してあげている』
という気持ちになるためです。
ベテランになればなるほど
この気持ちと言うのは強く表れるようです。
人は誰でも感謝の気持ちが芽生えたら
自然と態度に表したり、言葉にして伝えたく
なるものではないでしょうか?
こちらが決して強制するものでないと私は思います。
しかし、医療・介護に携わっている人も人間です。
感謝されると喜びを感じ、気持ち良く仕事ができ
また頑張ろうと活力につながります。
その活力をと望むなら、私たちができる事は
感謝を言いたくなるくらい相手の身になって考え
傾聴し、相手の思いに沿ったケアや日常を
提供し続けることだと思います。
何気なく使う『ありがとう』という言葉について
改めて考えさせられた出来事でした。
名前:KYOKO
SNS:facebook
【プロフィール】
出身:大阪府
看護師歴16年目になります。
二次救急外来・急性期病院9年⇒二次救急外来5年(妊娠・育休・産休3年含む)⇒精神科身体合併科⇒精神科認知症病棟 実は…私生活とのバランスを考えてフリーランスになっていきたいなと思っています。
看護師の可能性?について色々、考えて行きたいなと思ってサロン参加決めました。
何かをはじめるのに年齢は関係ないかなと思ってます!
で、WEBライターの勉強始めました!
そこで語彙力必要!!( ; ロ)゚ ゚と気づきポチポチ読書してます(-_-;)
沢山の学びを得ていきたいと思っています。よろしくお願いします!